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修学院離宮(しゅがくいんりきゅう)

 何年か前より、50年前に中学校の国語の教科書で習った「修学院離宮」についての文章が気になっていた。あのエッセーをまた読みたいという思いがどんどん大きくなっていった。

 内容は、修学院離宮に足を踏み入れると、砂利を踏む足音が聞こえ、それが進んでいくというようなことが書かれていて、修学院離宮の様子がありありと目に浮かび、行ってみたいなあという思いが湧いてきたことを覚えている。

 友だちにその話をすると、二人の友だちが同じようにそのエッセーが印象に残っており、探していることが分かった。ひとりの友だちは東京の国会図書館まで探しに行ったとのことであるが、見つけられず。

 私もインターネットで、そのエッセーを探してみるが、全くヒットせず。それならと通販で「修学院離宮」という題の古書を買ってみた。届いた古書は昭和28年と31年に書かれたものであったが、残念ながらどちらも違っていた。

それから1年以上たったこの4月に、「そうだ。教科書販売所で聞いてみよう!」とふと思った。すぐに電話をすると「昔の教科書は、愛媛県教育センターか愛媛大学の図書館にありますよ。」との朗報が。即、教育センターに「昭和41年から44年に使われていた中学校の国語の教科書を見せていただきたいのですが・・・。」と電話をすると見せてもらえるとのことで、友だちと一緒に探しに行った。2時間も探しただろうか、確かそのエッセーには修学院離宮の風景の写真が載せられていたはずだが、勘違いということもあるので、丁寧に内容を見ていった。しかし、残念ながらその中にはなかった。

それでは、教科書の出版社が分かればと思い、新居浜(出身地)の教育委員会に問い合わせをした。そこでは、「教科書の保存期間は10年間なので、分からない。」とのこと。しかし、「東京に『国立教育政策研究所教育図書館』があるので、そこには教科書が置いてあります。」と教えていただいた。これは東京に調べに行くしかないなあと思ったが、駄目もとで、まずは愛媛大学に調べに行くことにした。

愛媛大学では司書の方が書庫から昭和41年から44年までに使われていた教科書をすべて出してくださった。24冊ぐらいあっただろうか。やはり自分の記憶を信じて修学院離宮の写真を探していった。・・・・あった~~~~!図書館の中なのにあやうく声を出しそうになってしまった。最後の最後に見た『教育出版の3年生の教科書』に載っていた。何か身体が震えるような嬉しさが込み上げてきた。やっとやっと見つかった~!

ここはコピーもさせてくれるのでありがたい。司書の方に事情を話していたので、返却するときに「見つかってよかったですね。」と声をかけられ、またうれしかった。

さて、帰ってまずは友だちに「見つかったよ~。」とメールをする。共感してもらうと喜びは倍になる。それからゆっくり文章を読む。「そうなんだ。こういう表現だったんだ。」

著者は建築家『谷口吉郎』さんであった。とても有名な方で、東宮御所や千鳥ヶ淵戦没者墓苑、沖縄戦没者慰霊碑などの設計をされている。私たちが魅了された文章は、『修学院離宮』という本からの抜粋で、『庭の余韻』の『序曲 庭の足音と水音』であった。谷口さんは庭園研究者でもあったとのことで、だからこんな素敵な文章を書かれたのだと納得。

後日、『修学院離宮』(谷口吉郎著)の古書をAmazonで買った。普及版と元の版の両方を手に入れた。元の版は限定4000冊の豪華本である。この2冊では写真や文章が少し異なるし、教科書とこの2冊の本とも少し異なった箇所がある。これから少しずつ読んでいくのが楽しみである。

5月の初めに念願であった『本物の修学院離宮』の参観に行く予定である。そのお話はまた今度。                      はなこちゃん


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by wcm050401 | 2017-04-19 22:48

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