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「百まで生きる覚悟」を読んで⑥


 元気で過ごしてきた母にも最晩年が近づいてきたようである。

足が不自由とはいえ、92歳まで一人で兵庫の兄宅に行っていた母であったが、後半から93歳にかけて、何度も転倒したり、足の腫れや肩の痛みがあったりと病院通いが続き、兄宅にも一人では行けない状況になっている。

 

母は93歳半ばまで元気でやってきてが、現在は人の手を借りないといけなくなってきている。

「百まで生きる覚悟」を読んで、母は本当に頑張ってきたなと思う。

母は、大正期生まれであるので、ずっと「いずれは長男のところでみてもらうつもり」と言っていた。しかし、80歳前に予期せぬ病気になって、私のところに来て、その気持ちはなくなっていった。

結果的には、松山に来てよかったと思う。兄夫婦に世話になるつもりであったが、7年前に義姉は病気で亡くなってしまったので、兄がみることは無理であった。

母は大正期生まれの割には、新しい考えの人で、松山に来て、一人暮らしになってからは先々の備えをしていた。

元気なうちに施設に入って晩年に備え、写真屋で遺影を取って準備し、葬儀場にも代金を払って予約している。

また、延命治療についても拒否願を文書にして施設等に提出している。

しかし、その頃は、「百まで生きる覚悟」での元気長寿者と同じく、ドタリ期について想像できなかったようで、「私は人の世話にはならない」が口癖であった。

それに対して、いつも私は「最後の始末は誰でも自分でできないんだから、誰かの世話になるんよ。」と言っていたが。

今の施設でもほんの3、4か月前までは、「自分でできることは自分でする」と言い、自分で洗濯してベランダに干し、入浴も一人でしていた。3回の食事も食堂から押し車で部屋に運んで食べていた。

本当にあっぱれな母である。

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by wcm050401 | 2019-02-19 10:42

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